2013年01月27日

【マツダ アテンザ SKYACTIV-D 試乗】ATとMTの違いを徹底分析

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マツダが経営再建の切り札としている新技術群「SKYACTIV TECHNOLOGY」をフル投入した世界戦略車、新型『アテンザ』。

日本仕様のパワートレインは、ガソリンが2.5リットルと2リットルの2種類で直4+6速AT。ディーゼルは2.2リットル直4ターボに6速AT、6速MT、2種類の変速機という組み合わせ。2.5リットルガソリンと2.2リットルディーゼル+6速MTは初見参。2リットルガソリンと2.2リットルディーゼル+6速ATも『CX-5』デビュー時のものに比べて改良が加えられているという。その全仕様をテストドライブする機会があったのでリポートする。

◆ディーゼル+MTのドライバビリティが秀逸、試乗燃費は20.4km/リットル

まずは日本市場に初投入されたディーゼル+6速MTの組み合わせ。エンジンをかけると、ディーゼル車にありがちな起動時のエンジンマウントの揺れをまるで感じさせないままスムーズにエンジンが回り出す。ノイズは音質こそディーゼル特有のものだが、騒音レベルは十分に抑制されている。

エンジン回転数1200rpmくらいでクラッチミートすると、回転下がりがほとんどないままに1.5トンのボディがぐいっと前に進む。マツダのSKYACTIV-D新世代ディーゼルは圧縮比14:1と、市販ディーゼルのなかで最も低圧縮比であるのが特徴。それゆえ極低回転域ではトルクが薄いのではないかと想像していたが、実際にはアイドルトルクは停止時にアクセルを踏まずにクラッチミートしてもスルスルと走りだすくらいに強力だった。

筆者は過去にフォルクスワーゲン『ゴルフ2』のディーゼルをマイカーとしていたことがあり、ディーゼルMT車のエコランを比較的得意としている。ディーゼルドライブのノウハウのなかで相当の燃費向上につながるもののひとつが、超希薄燃焼であるディーゼルのアイドリング+α領域を使い、トップギアで慣性走行することだ。

クリーンディーゼルは極低回転域のトルク特性が排ガス規制の緩かった時代のモデルに比べて悪いことが多い。そのなかでSKYACTIV-Dは、過去に筆者が乗ったことがある欧州排ガス規制ユーロ5以上の2〜2.2リットル級クリーンディーゼルと比較しても、低回転のトルク特性や低速でのドライバリビリティは最も優れていると感じられた。

アイドリング+αの超低回転域いおいてスロットルワークで十分に加減速可能という優れた特性は、エコランにはうってつけだった。ギアレシオ的には、6速は時速50km/h以上の郊外クルーズ用で、速度の上がらない市街地は5速までで走るといったイメージ。

◆1000rpm以下でもしなやかな乗り心地

感心させられたのは、市街地での5速、郊外路の6速とも、1000rpm以下でもスナッチ(前後に揺れる動き)や不快な共振音の発生がほとんどなく、きわめてスムーズに走れること。エンジン+変速機の搭載バランスやエンジンマウントの減衰特性をよほどしっかり煮詰めているものと推察された。また、ショートストローク化された6速MTはギアの引っ掛かり感がほとんどないのにクリック感は十分に感じられるなど、全面新開発品らしさ十分だった。

急勾配、交通量の少ない田舎道、少し混雑した市街地など、燃費には一長一短という試乗ルートを走り終えた時点での平均燃費計の数値は20.4km/リッター。途中、停止からのダッシュ力やエンジントルクを生かした中間加速の具合を試したため、若干数値が落ちた。省燃費走行に徹すればもっと燃費良く走ることも可能だろう。

◆ディーゼル+ATはスポーティながらエコラン難易度が高く、燃費は14.8km/リットル

次にディーゼル+6速AT。こちらはCX-5に搭載済みのユニットだが、デビュー時にはなかったキックダウンスイッチ(スロットルを踏み込んでいくと、底づきを感じるところで止まる。そこを踏み越えたときに低ギア段にキックダウンするというもの。変速を嫌い、トルクを生かして走るのを好むユーザーの多い欧州のAT車では一般的な装備)を追加し、さらにシフトスケジュール変更、騒音・振動改善など熟成を図ったという。

CX-5ディーゼルが見せたスポーティなドライブフィールはアテンザにも継承されている。MTの時には乗らなかった有料道路でトルクを生かした加速やキックダウンを試したところ、レッドラインの5000rpmまでの伸びは良好で、トルクのたれをほとんど感じさせないままきっちりと回りきるフィーリングであった。

高いギア段における中間加速も試したが、「SKYACTIV-DRIVE」の6速ATが発進時以外は、ほぼ常時ロックアップクラッチ接続状態となることも奏功してか、ディーゼルの強大なトルクの高まりがダイレクトに駆動輪に伝えられるような秀逸なフィール。欧州車風な性格を持つスポーティセダンというアテンザの性格にピッタリのパワートレインと思われた。

◆アテンザのディーゼル、AT変速プログラムに課題も

アテンザのディーゼルを買う場合、イージードライブにもスポーティ走行にも対応できるという観点ではディーゼル+6ATを選択するのが妥当だろう。が、良いところばかりではない。テストドライブ中に気になったのは、AT任せで走るさいの変速プログラムだ。

タウンスピードで走るときに低いギア段を選択する傾向があり、大トルクを必要としないような運転モードでもなぜか1500rpm近辺に達してもシフトアップしないシーンが多かった。また、100km/h巡航時の回転数もメーター読みでおおむね1750rpmとディーゼル車としてはやや高め。これはおおむね欧州車の1.6リットルディーゼルと同じくらいの設定で、トルクに余裕があることを勘案すると、もう一息ハイギアードであってほしいところ。

◆大トルク走行では激しい燃料消費

アイドリング+αに効率のきわめて高い領域があるディーゼルでこのセッティングというのは、燃費面でとてももったいないことだ。SKYACTIV-D2.2リットルターボは最大トルクが42kgmと、大排気量V8なみの数値。トランスミッションのギア比が違うクルマを直接比較することは妥当ではないが、豊かなトルクを生かした中間加速などはV8サルーンをハーフスロットルで加速させるのに似た気持ちよさを持ち合わせていることは走りはじめてすぐに体感できる。

が、エネルギー効率の高いディーゼルといえども打ち出の小槌ではない。過給が高まり、大トルクが発生しているときには燃料もガッツリと消費する。低い速度からの加速では、瞬間燃費計の数値が2km/リットルを割るようなシーンも多く見られた。

1500rpm近辺で市街地を走っているときにそういった運転状況に陥りがちで、省エネルギー走行は想像よりずっと難しかった。走り終えたときの燃費計の数値は14.8km/リットルと、MTに比べて27%も悪く、ディーゼルドライブにある程度慣れていることを自負している筆者としては、甚だ不本意な数値に終わった。

◆MTとAT、どちらを選択すべきか

エコラン時にはもっと低い回転数を積極的に使えるよう、エコモードとパワーモードを切り替えられるようにすればいいのにと思われたが、以前、ドイツの部品メーカー世界大手、シェフラーのエンジニアから、ディーゼル+ATはロックアップ時に共振騒音が大きく出るという技術的な難問があるという話を聞いたことがある。それを防止するためにはロックアップクラッチの共振周波数を下げる必要があるのだが、それがまた生易しいものではないのだそうだ。

なかなかシフトアップしないセッティングとなっていたのは、スカイアクティブドライブがフルロックアップであることと関係があるのもしれない。ちなみに今回はイージードライブに任せることを貫いたため試さずじまいだったが、ATにはパドルシフトが装備されており、それで強制的にシフトアップさせることができれば、燃費を大きく伸ばすことも可能だろう。JC08モード燃費はMTが22.2km/リットル、ATが20km/リットルと、常時噛合式MTと遊星ギアATの伝達効率の差分程度の違いしかない。今回は燃費のスイートスポットが見つからずじまいだったが、もっと燃費良く走る方法はありそうだ。

MTとATのどちらを選ぶかだが、ディーゼルマニアを自負するユーザーや、地方在住で発進、停止がそれほど頻繁ではないというユーザーはMTを積極的に選んでもよいと思われた。市街地走行の機会が多いユーザーや、試しにディーゼルに乗ってみたいというユーザーはATが妥当か。
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2013年01月23日

【レクサス LS600h 試乗】しっかりした乗り味で操縦安定性に優れたFスポーツ

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LS600hがデビューから5年目にして大幅なマイナーチェンジを受け、外観デザインを変更するとともに、新たに「Fスポーツ」を追加した。

普通ならフルモデルチェンジを受けてもおかしくない時期だが、大幅な改良ながらマイナーチェンジにとどめられた。クルマの信頼性の向上に力点を置いたためにマイナーチェンジになったという。

外観デザインはGSから始まったスピンドルグリルがLSにも採用された。LSのサイズでこのデザインを見ると、かなりのインパクトがある。ヘッドランプを始めとする外装のランプをすべてLED化し、LEDならではの新しいデザインを演出したのも注目される点だ。

運転席回りに使われる素材の良さや入念な作り込みなどによる高い質感は、さすがにレクサスのフラッグシップモデルらしいもの。ヨーロッパ車とは異なる日本車ならではの匠(たくみ)の技も取り入れている。

内外装のデザインや仕様が変更されたのに対し、パワートレーンは基本的に従来のモデルと変わらない。ハイブリッドはエコカー減税が免税扱いになるが、大きな変更は受けていない。

新グレードとして設定されたFスポーツは注目される存在だ。専用の内外装ほか、専用チューンのサスペンションやブレンボ製のブレーキ、19インチアルミ鍛造ホイールなどによってシャシー性能を向上させているからだ。

試乗したLS600h Fスポーツは、シャキッとした足回りのフィールに好感が持てた。Fスポーツ以外の標準車とは明確な違いのある足回りで、快適性を損なうことなくしっかりした走りが確保され、箱根ターンパイクのワインディングも軽快に走り抜けた。

LS600hを買えるユーザーの中に、走りを楽しもうとするユーザーがどれだけいるか分からないが、乗り心地の良さだけでなくしっかりした走りを求めるなら、断然Fスポーツが良い。

V型8気筒の5.0リッターエンジンに電気モーターを加えたパワートレーンの力強さは相変わらずだ。最近はヨーロッパの高級車メーカーもハイブリッド車を設定しているが、LSのパワートレーンには滑らかさや力強さにおいて一日の長がある。

試乗したLS600h Fスポーツは車両価格が1320万円で、オプション込みの価格は1650万円を超えていた。LSはそもそも余裕がなくては買えないクルマだが、お金のある個人ユーザーが自分で運転するクルマとして買うなら、この仕様がお勧めである。
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2013年01月20日

【メルセデスベンツ Aクラス 新型発表】モデルレンジ拡大を考慮に入れたプラットフォーム

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メルセデスベンツ日本から発売が開始された、新型『Aクラス』は、アグレッシブを体現したモデルだが、同時に、メルセデスベンツの基本価値もしっかりと受け継いだモデルでもあるという。

そう話すのは、同社代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏。「レーダー型衝突警告システム(CPA)は、全車に標準装備。さらに、セーフティパッケージを全車にオプションでご用意しており、快適で安全なドライブを実現します」という。このセーフティパッケージには、メルセデス最新のドライバー支援システムであるディストロニック・プラスやブラインドスポットアシストなどがセットで装備される。

また、「駐車時のストレスを軽減するため、全車にリアビューカメラを標準装備。さらに、縦列駐車時にハンドル操作を自動で行ってくれるアクティブパーキングアシストも用意しています」と述べる。

上野氏は、「このように、新型Aクラスは、アグレッシブを体現するデザイン、スポーティネス、メルセデスベンツのベーシック・バリュー、セーフティとコンフォートを兼ね備えた新世代スポーツコンパクトとなっています」と話す。

そして、「このプラットフォームから今後さらにモデルレンジが広がっていきます。それらは、キャラクターが差別化された皆様のライフスタイルにお応えしていけると考えています」と語った。
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2013年01月18日

【モントリオールモーターショー13】ホンダのコンセプトカー、GEAR…都市型サブコンパクトカーを提案

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ホンダのカナダ法人、ホンダカナダは1月17日、カナダで開幕したモントリオールモーターショー13において、コンセプトカーの『GEAR』(ギア)を初公開した。

同車は、いわゆる「ジェネレーションY」をターゲットにした都市型サブコンパクトカーの提案。ジェネレーションY とは、1975年から1989年までに生まれた世代を指す。

スタイリングは、固定ギアタイプの自転車がモチーフ。シンプルで使いやすく、カスタマイズの素材としても適した3ドアハッチバック車だ。さらに、コネクティビリティやパーソナリティも追求された。

なお、パワートレインの詳細は未公表。ホンダR&Dアメリカのデザインディレクター、デイブ・マレック氏は、「GEARはサブコンパクトカーの概念を変える。機能的で楽しく、カスタマイズも可能。そして価格も手ごろ」とコメントしている。
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2013年01月13日

欧州カーオブザイヤー2013、最終選考8台…日本車は 86 と BRZ のみ

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欧州カーオブザイヤー主催団体は12月17日、「カーオブザイヤー2013」のファイナリスト8台を発表した。日本メーカーからは、トヨタ『86』/スバル『BRZ』が最終選考に進んでいる。

欧州カーオブザイヤーは、今年で26回目。ロシアを含む22か国、58名のジャーナリストが、2011年夏以降にデビューし、2012年内に欧州市場で発売予定の車を含めた新型車の中から、最高の1台を決定する。

条件は、少なくとも欧州5か国以上で販売され、年間販売台数が5000台以上。少量生産のスーパーカーなどは、除外される。

欧州カーオブザイヤー2013の最終選考8台は以下の通り。
●フォード・B-MAX
●ヒュンダイ・i30
●メルセデスベンツ・Aクラス
●プジョー208
●ルノー・クリオ(日本名:ルーテシア)
●スバル・BRZ/トヨタ・86
●フォルクスワーゲン・ゴルフ
●ボルボ・V40

日本車では唯一、トヨタ86/スバルBRZが最終選考に駒を進めた。2012年10月の最初のノミネート発表時点では、日本車からはホンダ『CR-V』、マツダ『6』(日本名:『アテンザ』)、三菱『アウトランダー』、三菱『ASX』(日本名:『RVR』)、スバル『インプレッサ』、スバル『XV』、トヨタ『オーリス』、トヨタ『プリウスPHV』、トヨタ『プリウス・プラス』(日本名:『プリウスα』)の9台がリストアップ。しかし、これら9台はファイナリストに残らなかった。

また欧州メーカーでは、BMW『3シリーズ』やアウディ『A3』、メルセデスベンツ『SLクラス』、ポルシェ『ボクスター』などがリスト落ち。欧州カーオブザイヤーは2013年3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13で発表される。
posted by パパス at 22:20| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする